キャッシュフロー

売れてもお金が残らない?せどりの利益率のワナと資金の回転率

 

儲かっているのにお金が残らないのはなんで?
ちゃんと利益率も計算してるのに、、、

と悩んでいませんか?

じつは、利益率にはワナがあり、どんなに利益率が良くても稼げないことはあります。

なぜなら、利益率には、「額」と「期間」が抜けているからなんです。

この記事の内容

この記事では、せどり初心者がハマりやすい利益率のワナについてお教えします。

この記事を読むメリット

この記事を読むことで、利益率の考え方が変わり、お金が残るせどりの考え方がわかります。

税理士事務所で通算18年勤務した税務会計のプロです。自身も副業でせどりをやっていました。
しょうじ

結論は、
せどりでお金を残すために大事なのは、利益率ではなく「利益額」と「資金の回転」です。

 

軽視されがちな利益額

「利益率」はみんな気にするけど、おろそかにしがちなのが「利益額」です。

利益額とは文字どおり利益の金額のことです。

例えば売上100円で仕入が70円なら、利益額は30円。利益率は30%です。

みんなこの30%ばかりに目がいって、30円の利益額は軽視しがちですよね。

 

副業で5万円稼ぎたい場合、

利益率が30%の商品でも、売上単価が1,000円なら、1個あたりの利益額は300円なので、目標の5万円に達するには、166個売る必要があります。

ところが、利益率5%でも売上単価20,000円の商品なら1個あたりの利益額は1,000円なので、50個売れば、目標達成です。

だから、○○万円稼ぎたいってときは、「利益率」ではなく「利益額」を意識しないと、稼げません。つまり、お金は残りません。

 

利益率に現れない「期間」の重要性

売価1,000円で利益率15%と10%の商品、どちらを選びますか?
と言われたら、当然15%を選びますよね。

理由は利益がとれるから。

でも、じつは同じ期間で見たら、利益率10%のほうが利益が取れることもあるんです。

というのは、1ヶ月に1個1,000円で売れる利益率15%の商品。
1ヶ月にもたらされる利益は、150円です。

 

ところが、1ヶ月に2個売れる売価1,000円、利益率10%の商品だと、1回当たりの利益は小さいけど、1ヶ月で2回転するので、1ヶ月にもたらされる利益は、200円になります。

 

利益率は用意できる仕入れ資金で関係する

ここまで見てくると、
じゃあ利益率はいつ必要なの?と思いますよね。

利益率は、用意できる仕入れ資金と関係しています。

どういうことかというと、1ヶ月で10万円稼ぐ必要があるとします。

そのとき、仕入れ資金がどれくらい必要か?と考えますよね。その仕入れ資金を知るのに利益率が関係します。

10万円必要で、利益率10%の商品なら、

必要な売り上げは、10万円÷10%=100万円。
仕入れ代金は100万円-10万円は90万円となります。

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